2~3分の記事です。

VDOTとEペース

ロング走(30km走など)などの基本となるスピード「Eペース(イージーペース)」。スピード練習の閾値走やインターバル走などは、きっちりとスピードが決まってますが、実はEペースは「05:46 ~ 06:21(VDOT43の場合)」の間で走るといった具合にペースに幅があります。

今回はVDOT 35~55の方のEペース(ペース幅あり)を一覧表にしましたので、当日の体調に合わせてランニングのペースを決めて頂ければと思います。

VDOTとは

VDOTとは今のあなたの走力を表す数字で、Eペースを知るにはVDOTがいくつなのか知る必要があります。

5kmや10km、ハーフマラソン等の自己ベストをお持ちの方は、VDOT表からあなたのVDOTがいくつなのか確認出来ます。

Eペースとは

Eペースとはイージーペース「楽に走れるペース」の事を言います。主に、20km~30kmといったロング走を行う時のスピードがEペースです。Eペース走の目的は、①身体の基礎作り ②心筋の強化 ③毛細血管の発達 ④怪我の耐性強化などと言われています。

VDOT表とEペース一覧

こちらがVDOTとEペースの一覧表です。

VDOT35~55 Eペース一覧表(ペース幅あり)

例えば、ハーフの自己ベストが1:48’10″の方はVDOT41となり、6’12″がEペースの目安です。ですが、Eペースの幅は6’00″~6’35″なので、体調や気象状況(強風や晴天など)が良くない時は、6’30″ほどでEペース走(例えば30km走)を実施してもOKです。

VDOTの詳細は、サブ4への3か月サブ3.5の3か月の記事をご覧下さい。

どのVDOTのEペースを見ても30秒~40秒ほどの幅がありますので、Eペースは結構アバウトでも大丈夫という感じがします。5kmぐらい走るとその日の調子が分る方も多いと思いますので、そこからあと25kmのEペースの速度を決めても良いと思います。実際私はそうしています。

まとめ

20km~30kmといったロング走をする時の基本がEペースです。Eペースの速度は、あなたの今の走力を表すVDOTの数値から導き出されます。

マラソンの練習は、ジョギングだけを繰り返しただけでもある程度は早くなるとは思いますが、短期間で効率よく早くなるためには、必要な練習とその練習にあったペース(速度)で走る事が必要です。

まずは、今のあなたの走力(VDOT)を知って、Eペースでのロング走を繰り返しましょう。その内「Eペースの30km走なら以前ほど苦しくなくなった」と言ってる自分に気が付く事でしょう。

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